今日のVMCすぺさる。
VMC TOP 100 JAPAN 2005をやっていたので、とりあえず10位から1位までPV評でもしたいと思います。SSTVのランキングとも実は結構食い違ってる、オリコンよりもはるかに俺が興味あるこのチャート、どうなったんでしょう。
- 10. HEAVEN / 浜崎あゆみ
- ほー、意外。今年あんまりPV的にぱっとする曲が無かったと思われる浜崎あゆみが、くるり・aikoを抑えて10位に食い込むとは。ヒット的に入るとしたら『STEP you』だと思うんだが、あれショートPVしか無かったんじゃなかったっけ、くらいの感じだし*1。VMC的にはわりと意外な位置だと思いました。
- 9. Lokahi Lani / Def Tech
- 『My Way』が32位で、こちらが9位。これぞVMCチャート。それにしてもまさか紅白出るとは、NHKもよくオファーしたし、受ける方もすごいな。以前バブルガム・ブラザーズが紅白出た時は、「ギャラが5倍になって友達が半分に減った」と話してたけど、さすがにもうそんな時代じゃないし。で、もっと驚いたのは、紅白で見ても全く遜色ないパフォーマンスだったこと。「人生の師匠、世界中で紅白を見てる皆さん、ありがとうございました」と締めくくって、「そっかーたしかにNHKワールドやらTV JAPANやらで紅白見られるもんな」と思い、すごく好印象でした。ハワイという、ある意味人種のるつぼに生まれたからこそ、説得力のあるセリフだと思う。うちの家族が全員気に入るという珍しいアーティストです*2。あ、PVの話全然してねぇ。
- 8. Heartbreaker / TERIYAKI BOYZ(R)
- 納得のランクイン(R)。24時間イントロのアーティスト当て対策についてptxが「いろいろ移ってるんだけどどのユニットでも無いように見えたらTERIYAKI BOYZ(R)」とか言ってたのが懐かしい(R)。まぁ基本的にはNIGO(R)とverbal(R)とRYO-Z(R)*3あたりがわかれば確定なんですが(R)。そういえばこのユニット(R)は結局次は出るんでしょうかね(R)。NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(R)みたいにたまに集まって、みたいな事なんでしょうけど(R)。VMC方面ではPower Pushにもなってさんざん話題になったので、アルバム1枚で終わられると評価のしようが無いんですけど(R)。まぁ2005年のランキング的には妥当な位置なんじゃないでしょうか(R)*4。
- 7. 恋におちたら / Crystal Kay
- Crystal Kayも大物になったもんだなぁ。去年の紅白の面子なら出ても全くおかしくなかったんですが*5。そう言えば紅白は他にいろんなことが話題になりすぎて辞退者の話を全く聞かなかった、ってまた紅白話は置いといて。この曲で事実上のブレイクって事でいいんですかね。曲もヒットしたし、PVの放映率も高かったので、ランクインは納得なんですが、なんか寂しいなぁ。
- 6. World's end / Mr.Children
- うぉ、こっちなんだ。いや、まだ上の方に『四次元』の曲がなんか入ってる事も十分ありえるけど。最初のシャウトと超高速の場面転換がものすごく印象的です。TERIYAKI BOYZ(R)もそうだけど、こういうのが入ってこそのVMCランキングだと思うので、いいんじゃないでしょうか。当然PVの完成度も高いし。
- 5. Be My Last / 宇多田ヒカル
- 綺麗なPVで非常に気に入ってました。なのでこの高順位は嬉しいです。実は今年はあと『Passion』の他に、地味にUtada名義のカットで『You Make Me Want to Be a Man』のPVも作られてたりしています。2004年に『Easy Breezy』が洋楽扱いで計測されたので、これも洋楽ランキングのどっかには入ると思います*6。つーかあのアルバムは『Easy Breezy』がひどかっただけで、あとは出来はいいと思うんですよ。『Devil Inside』とかこの曲とか。ともあれ、『Be My Last』はPVも含めて完成品だと思うので、PVの評価の高さはいいと思います。
- 4. and I love you / Mr.Children
- ほら言った通り。さすがに『未来』は入らないと思ったけどこっちは確実に上に来ると思った。今まで俺は最もミスチルがミスチルらしく演奏してる曲は『光の射す方へ』だと思ってたんですが、2005年リリースの一連の作品で考えが変わりました。宇多田ヒカルもそうだけど、満を持して作り上げたとか、わりとふっきれて作られたとか、今年評価されるべくしてランクインしてきたPVはそういう感じの作品が多かったように思えます。
- 3. POP STAR / 平井堅
- PVのコンセプトから言っても順当勝ち。個人的にはこのままMVA取るんじゃないかと思ってます。地上波でもだいぶ見られたPVだと思うのであまり語らずに次行きます。
- 2. *〜アスタリスク〜 / ORANGE RANGE
- あー2位まで食い込むんだ。これも意外。けど上位に来るとしたら『ラヴ・パレード』よりは確実にこっちだよな。今回初めてフルでPV見たんですが、途中の流れ星のくだりとか、結構よく作り込まれてます。ただ単にロケの撮りっ放しじゃないんだなぁ、という点で、トップ10入りは納得が行きました。
- 1. さくら / ケツメイシ
- んーさすがにトップはこれか。まぁ予想通りなんですが、実際のオリコンでも事実上の年間1位だったし*7、決して悪い曲ではない。むしろCDのヒットも、PVの話題性の影響が決して少なくは無かったんじゃないでしょうか。
他に気になったところで。
- 20. Los Lobos / Dragon Ash
- なぜこれがシングルリリースされなかったのか、と思うくらいの秀作。初めてPVを見た時は結構な衝撃を覚えました。
- 26. Dreamland / BENNIE K
- あれ、結構低いな、という印象。下手するとSSTVの方ではもうちょい高めだったんじゃないでしょうか。
- 30. 初花凛々 / SINGER SONGER
- これも低いな!春先は1日2、3回は見たんじゃないかってくらいオンエアされてたのに。
- 88. 国民的行事 / KREVA
- ランクイン早ぇなおい!まぁ音楽雑誌系とは違ってギリギリまで計測するから入る可能性はあったんですが。にしても『スタート』圏外でこれなの?
- 89. 雪〜'06 winter version / THC!!
- いつまで経ってもこの曲でしか知られないような気がするんですが、リニューアルPVがランクイン。
- 95. バイタルサイン / クラムボン
- うぉー食い込んだかー。ホントに一度しか見てないんだけど忘れられないPV。うまいよあれは。
他にもあるんですが他はチャート自体を見た方が面白いと思います。そんな訳で紹介曲数は一気に160曲にアップ。
*1:基本的にCSのチャートは「PVベースのチャート」なので、実際の売り上げなどとも比例しないし、どんなに話題になったところで、フルPVが無ければ絶対に入ることはありません。以前にSSTVの方ではコブクロの『桜』がショートPVしか無かったのに何故かチャートに入ってたことがあったけど、あれは例外中の例外。
*2:2005年は親父はDef TechとBENNIE Kがいいって言ってた。
*4:文中でホントに(R)が付くのはTERIYAKI BOYS(R)とNIGO(R)だけです。
*5:AIが出たのは心底驚いたし。そんなAIは34位に『Story (Live ver.)』が入りました。
*6:明日放送なんですが明日は家にいない。洋楽トップ10も振り返りたかったのに、残念。
*7:上半期発表の段階では動かないと思ってたんだけどなぁ、まさか最後の最後にあんな大波乱が起きるとは。ちなみに『青春アミーゴ』も42位に入ってました。数年前のSSTVやVMCならランクインすらありえなかったと思う。