logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

『KAIKOO/邂逅』。

たまたまVMCではなくスペシャの方を見てたら『ドーデカス』をやってたので流れでそのままにしといたら、『MUSIC CAPSULE』で特集番組をやってた。ターンテーブルで刻む音って、時として真剣に心に響いてくる。「ヒップホップあんまし好きじゃないでしょ?」って前に人に言われたことがあるけど、それは正確ではなくて、「俺のヒップホップの好き嫌いが激しい」と言うのが正直なところ。なんかアゲアゲなパーティー系のヒップホップは正直あんまし聴かないし、メジャーどころもそんなに好きではない。そうすると暗ければいいのか、って言われそうだけど、案外そんな感じなのかもしれない。ターンテーブルで刻んでくる深い音とか、闘ってくるようなラップのリリックとかは、聴いてて刺激を受ける。すごく抽象的な表現で、具体例も出て来ないんだけど。
で、この映画。つーか映像流しっぱで作業してたので、どこぞのアーティストの特集番組だと思ってたら、映画だったんですね。とりあえず内容に関しては紹介サイトを参照して頂くこととして、ちょこちょこ見た映像からの感想で言うと、たしかにこう言う方向性が、俺がヒップホップに求める音だったりする*1。良質なドキュメンタリーに仕上がってるようなので見たいんですが、最後の方で流れたDJ BAKUのPV(なのか?)で、ベルリンの壁の崩壊の映像をインサートするとか、そうやって過剰に社会性を持たせる手段はどうもずるい気がして、どうかなぁと思った。卑怯とか狡猾とか、そんな過激な表現まで行かないところの「ずるい」だけど、こう言う映像をこう言う使い方すると、嫌でも「社会的」とか思わせてしまう。そう言う効果を狙って使ったのなら、やっぱりずるい。けどまぁそんな理由で内容を全否定するのもありえないので、見に行けそうなら見に行きたいところ。でも公開時期に見に行く機会が取れるかどうか。『PEEP TV SHOW』も見に行こうと思ったら終わってたしなぁ。

*1:ってさっきからヒップホップって連呼してるけど、この一つのジャンルでまとめてしまうのもえらく乱暴だ。ジャンルがどうこうとか、ターンテーブリズムがどうのとか言い出すとまた新たな論争になるので微妙なところなので便宜上このままにしておくけど。