『UK JACK!』vs.『BEAT UK』。
そんな事を思いながら『UK JACK!』を見る。『BEAT UK』シリーズから変わった当時は文句言ってたけど、だんだん面白いと思うようになってきた。「エンタメ情報番組」って言うジャンルだとどうしても軽いノリに寄ってしまう番組が多くて、日本を含めたアジア系のその手の番組の作りがどうしても好きになれない中*1、シリアスなトーンとポップさとの上手い均衡が取れてて、うるさくない感じで見られる。かなり前に取り上げた『SLEEPLESS, HIGH!』など、フジテレビソフト工場シリーズの番組や、この改編期に相次いで放送されるパイロットなども、似たような意味で注目している。けどフジテレビにおけるUK制作番組は歴史が長い*2ので、話の次元が違うんだが。
だからって、これは『BEAT UK』の代わりにはならない。戻ってきてはくれないだろうけど、惜しい…。中学・高校時代からいろんな深夜番組をザッピングしてて、『BEAT UK』が映ると、「ああ、土曜の夜ももう終わりか、日曜はテレビも街もつまらないし、もう週末も終わりだなぁ」と、『サザエさん』見て「ああ明日から学校だ」と思うのに似たような感覚になってたのが思い出深い。ほぼ確実に3時台の放送になって、そこまでの深夜番組はわりとバラエティ色が強くてテレビの中もにぎやかだったり、『COUNT DOWN TV』『Countdown Groove!』など音楽番組も豊富だから、英語のみの放送でそれにはっきりと対比する『BEAT UK』の硬派さが、かっこいいと思いつつも何故か郷愁を誘うものだった。
