logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

THE YELLOW MONKEY『メカラウロコ15』

体調悪いっつーのに行って来ましたよ。ドーム着いた途端にどっと疲れが。10時開場、16時からビデオ上映だと言うのに15時過ぎに起きて17時前に当日券でドームに入った大たわけです。まぁいつものことですが。
総評としては、まぁファンの方には申し訳ないんですが(つっても同じこと考えてる人はいると思う)「ドームでやることか?」展示内容はパルコのイベントスペース並だったと思うんですけど。しかもビデオ上映の後に2時間くらい待たされた挙句に見た訳だし。写真とか衣装とかは興味なかったけど、ドームのステージから客席を見下ろすことが出来る、というレアな体験がしたかったがために、待ちましたよ、ええ。
そして…メンバー全員集まるって言うんで、ただ一言言って帰る訳ないじゃないですか。歌ったのは『JAM』。この曲を聴きながら、俺は3年前にまさにこの会場で見た、事実上のラストライブとなった『メカラウロコ8』のことを思い出してました。そしてその時のLOVINのMC。「この曲が好きだった、中原って言うプロモーターがいて、残念なことにこの前亡くなってしまったんですが、彼はJAMのイントロが流れる時の歓声を聴くのが大好きだったんですよ。だから、うそでもいいからみんな、イントロのところでわーっと盛り上がってくれたら嬉しい」言葉どおりじゃないけれどこんな感じでした。
『JAM』だけ歌って、フェードアウト。言葉はいらない。それで十分だと思った。大体、活動休止から解散発表までタイムラグがあって、ファンに気をもませといて、今さら何の言葉をもって釈明しようと言うのか。その1曲で全てを語りつくすのが、ファンにとっても自分達にとっても、最善の選択だったんじゃないかと思う。
混み混みの展示会を巡ってて、あーもう写真とかそんなのはいいや、とか思って猛スピードで駆け抜けて行ってたんですが、出口の手前に、どうしても足が止まってしまったコーナーがありました。LOVINから、中原さんへのメッセージ。中原さんの『JAM』への思い入れ。その後の誓い。そして別れ。ここで書かずとも、おそらくファンにとっては有名な話だろうし、あのボードを見てきた人ならわかるだろうし。
お別れのメッセージとなった『JAM』は、図らずも心に響くものでした。納得行かないファンも多かったと思うけど、単純に過去の自分を顧みて、今の自分が聴くこの曲、そしてそこに4人がいた事実。あと、中原さんの思い。俺にとってはそれで十分でした。
あれは、音楽っ子として奔走した自分へのレクイエムだったのかもしれない。