logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

今日のVMC。

VMC SELECTION、特集は「日本語ロックノ系譜」だそうで。選曲がヤバイです。

スローバラード (ai-ou ver.) / RC SUCCESSION
『![ai-ou]』と言う映画の映像を使ったバージョン。柴田恭兵錦織一清大槻ケンヂと言う面子が出ているところにこの曲は言葉で言い尽くせないほど響く。
キスしてほしい / THE BLUE HEARTS
この2曲を続けてくるのは、80年代の日本語ロックが持つ「純粋さ」、大槻ケンヂ的に言えば「バンドブームの頃にあって今はみんな忘れたいこっ恥ずかしさ」みたいなのがストレートに伝わってくる。『アイデン&ティティ』とか『グミ・チョコレート・パイン』とか読んでる人ならツボだろう。
命果てるまで / UNICORN
この前にTheピーズがかかったんだけどちょっと飛ばしてこの曲。聴いててなんかJUN SKY WALKER(S)の『全部このままで』を思い出してしまいました。うわーこっ恥ずかしい。いや、誉め言葉ですよ。
青春狂走曲 / サニーデイ・サービス
個人的に思い入れがある曲は『NOW』や『さよなら!街の恋人たち』だったりするのだが、「日本語ロックノ系譜」と言う趣旨から言えばやはりこれか。
満月の夕 / ソウル・フラワー・ユニオン
なんどDONAL LUNNY BAND版じゃなくてオリジナル!伊丹英子さんがまだバリバリだった頃!この曲はかなり思い入れが強いので泣けてくる。リリース時期がちょうど1995年10月、阪神大震災の9ヵ月後。「震災を本当の意味で忘れるための曲」と言うメッセージ、今の世代には届いているだろうか。
まわれダイアル / SUPER BUTTER DOG
よく知らなかった曲ですが、いやーもうこの並びこそスペシャって感じ。なんかホントに10年近く前の、面白かった頃のスペシャ見てる感覚ですね。俺がリアルタイムで聴いてたSBDの曲は『終電まぎわのバンジージャンプ』でしたねぇ。
悪いひとたち / BLANKEY JET CITY
満月の夕』の次に心に響く曲。ベスト盤『国境線上の蟻』に入ってる15分以上に渡るライブ版は必聴です。つーか俺もライブで聴きたかった。BLANKEYのライブは3回くらい行ったけど。この曲だけは、聴いたこと無い奴は絶対に聴け、と言いたい。後述の『青すぎる空』に並んで思い入れは強いですが、この曲はその歌詞の壮大さから言って、1曲だけで1本コラム書けそうな勢いです。
BELLBOTTOM JACK / フラワーカンパニーズ
フラカン好きだった!この曲は知らないけど、自分がスペシャを必死で見てた頃は「センスオブナンセンス」とかやってた頃で、「冬のにおい」とか「オレたちハタチ族」とかさんざん聴いてた!大阪球場のさよなら公演がたしかフラカンだったんだよな。
ZEGEN vs UNDERCOVER (【アヒト・イナザワ Ver.】) / NUMBER GIRL
俺の周りにはNUMBER GIRLやZAZEN BOYZのファンが多いんですけど、俺はホントに数曲聴いたことある程度であんまし思い入れはありません。しかしこの並びにこの曲が何の違和感もなく入るのを見て、かなり強烈なパワーを感じました。昔の俺がBJCとかフラカンとかソウルフラワーとかに熱を燃やしてて、今の俺の友人達はNUMBER GIRLとかTMGEとかに熱を燃やしてて、歳の上では同世代なのになんか数年ばかしのずれを感じます。つーかTMGEは入ってないのな、今回のセレクション。
青すぎる空 / eastern youth
fOULかかったんですけど飛ばします。ああもうこれも7年前の曲かよ。97年12月のPOWER PUSHだったのでさんざん聴いてたよ。ただそれから先のeastern youthをあんまし知らないんだよ。極東最前線とか行ってないしさ。こう言うところが自分の聴き方のよくないとこだと思う。この曲自体は大好きで、もっと突き詰めていけば素晴らしい出会いがあるんだろうなぁ、と思うのに。やっぱし世代が止まってるって言う感覚は強いな…。
蒼き旅鳥 / 怒髪天
「蒼き痛み抱いて走れ 俺たちの旅はまだ終わらねぇ!」このフレーズに尽きます。この曲も知らなかったし、バンドも名前しか知りませんでしたが、このワンフレーズだけで、自分の音楽への接し方に見事なまでに喝を入れられた気分です。

で、後半戦は椎名林檎の『歌舞伎町の女王』から始まり、くるり『ばらの花』、GOING STEADY『童貞ソー・ヤング』、ゆらゆら帝国『ズックにロック』などと続いていくんですが、だんだん自分がスペシャを、そしてその音楽を愛していた時期からずれていくのかなぁ。にしても、「日本語ロックノ系譜」としては申し分の無いラインアップ。思い入れの分だけ、記述も長くなってしまいました。やっぱし自分はロック好きなんだなぁ、って言っちゃってもいいんですか?誰に聞いてんのかよくわかんないけど。