UK JACK!

「BE@T UK」「BE@T UK 2」「THE BEAT」と、連綿と続いてきたFIP-UK制作の音楽番組がついに終わってしまい、この春から後番組として始まったのがこの「UK JACK!」。深夜とは言え、日本の民放で放送する番組なのに、全編英語で字幕も対訳も一切無しと言う、日本の視聴者を完全に置いてけぼりにした硬派さが好きだったのに。いつも見ながら、「なんでこの番組ってこの内容でこんなに長く続けてられるんだろう」って思ってたのに。毎週チェックする訳じゃないけど、気がついたらやってて見てしまう番組って、テレビにはすごく大事だと思うんですよ。でもいつまでも続けるって訳にもいかない、と。
さっき調べてみたら、この番組ってなんと1988年に始まって、14年にも渡って続いてたんですね。考えてみたら、フジ深夜が面白くなくなったりしても、この番組だけはずーっと変わらずに続いてたしなぁ。スタイルもほとんど変わらず。それだけになんか、いつも行ってた駄菓子屋さんとか喫茶店とかが、しばらく行ってなかったらなくなってた、って言う感覚で、結構悲しい。フジテレビ721で同じオンエアを週5回やってた時はさすがにうざいと思ったけど、それすら懐かしくなってくるくらいで。フジ深夜の長寿番組ってこれと『アジアバグース！』くらいじゃないか？今調べてみたら、これも1992〜2000年と、8年も続いてたとのこと。
つーか、新しく始まった番組が面白かったらこんなにうだうだ言わないんですよ。今までの硬派な音楽路線から一転して、なんか適当なバラエティになってしまったのが解せない。MTV JAPANがなくなってvibeになって、それがあまりにも不評だったからMTV JAPANが復活したように、いつか戻ってこないかなぁ。別にこの番組からバラエティ的なコーナーが徐々になくなっていって、いつのまにか元の音楽番組になってました、ってのでもいいんだけど。