『ハルフウェイ』。
ゆっくり書けるかわからないので取り急ぎ。暫定評価は6.0。どうしても期待はずれ感が否めない。なんかショートムービーみたい、と思ってしまった瞬間、最後まで「ショートムービーの連続」にしか見えなくなってしまいました。
全編手持ちとか、自然照明の質感とか、わかるんだけどさぁ。基本的に俺は映像美にこだわる映画は、それだけで世界観を楽しめるので高めに評価するんですが(大味なハリウッド映画見ないで日本映画ばっか見るのはこれが主な理由だと思う)、本作に限って言えば、映像美だけじゃダメなんだな、と思わされてしまいました。
終わってから張り出されてたインタビュー記事を一通り見たんですが、北川悦吏子の発言が、映画人として素人過ぎる…初めて作品撮った学生じゃないんだからさ…一カ所だけ仕掛けてあったギミックについても語ってたけど、「そんな小細工じゃごまかせねぇって」と言い返したい。
しかしまぁ、青春時代なんて皆無に等しかった自分が、単に共感するのを拒んでしまった、というのはあるかもしれない。あゆみさんが書いてた、北川悦吏子の「いい親友を登場させる能力」は、開始2分の仲里依沙でぐっと来た。主役の2人がピュア過ぎてリアリティに欠ける分を(ていうかアドリブ満載だったのになんであんなにリアリティが失せてしまったんだろう)、仲里依沙と溝端淳平がうまいこと補ってた。
もっと短く仕上げてたか、いっそもっとカットが乱暴だったら、良かったかもしれない。いい要素はたくさんあった。それだけに…好みなのかなぁ。
見返して書き直してとか出来ないんで、とりあえずこんなところで。今考えるとノベライズが気になるなぁ。