『あの頃、ペニー・レインと』。
かつて飛行機の中で見た覚えがある。日テレの深夜でやっていて、最初は最後まで見ようと思ったけど、それより寝なきゃと思って見てなかった。1時間くらい経ってチャンネルをぐるぐる回してるとまだやってたので、「あーあ、これならちゃんと見とけばよかった」と思った。いくつかのシーンを見て、改めて好きな映画の一つだと認識して、もう一度ちゃんと見たい、と思う。たしか飛行機でやってたのはちょっと編集がかかってるはずだし*1。
青春、音楽、恋愛、葛藤、いろんなものが詰まった映画。日本の学校に通ったことが無い自分にとっては、日本を舞台とした若者の映画よりは、こちらの方が若干強めに親近感を覚える*2。アメリカの青春映画と言ってふっと思い出すのが『リアリティ・バイツ』『ポエティック・ジャスティス』『デンジャラス・マインズ』…どれも青春とはちょっと時代が違うな。映像学科生だったくせにあんまし映画見てない自分だけど、この映画は好きでした。自分が今より若かった時にすっ飛ばしてしまった感情が詰まった映画だから。そもそもそんなに素直な少年じゃなかったし、今でもひねくれたまま育ってるから。
ラストの20分くらいを見届けてから、「まだ時間あるかなぁ…」と思ってしまった。こう言う時、アメリカの大学にいれば、寮の友達が「自分のペースでやればいい」って言ってくれて、それに俺が内心で反発するんだけど、日本にいると焦りしかなくて、それに対して自分を落ち着かせることも出来ない。いつになったら安息は訪れるのやら。
全然映画の話になってませんね。まぁ「見た結果こう言う気持ちになりました」ってことで、いいんじゃないか。たぶん。