logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

SIREN。

去年の秋口に見かけて、放送中止で話題になったあの「おかーさーん」のCMがかなり印象に残ってて、ずっと気になってました。当時知人と話してたんですが、ああやってクレームが殺到して放送中止って言うことになって、きょうびの業界だとそんなことも全てスキャンダルをわざと煽りに行ったプロモーションに思えてしまう、って言うのは邪推しすぎですかね。まぁともあれ、気になってたんで、TSUTAYAでたまたま体験版を見かけたので借りてやってみたんですよ。
…ムズイ。
ストーリーがどうこうとか言うより、ゲーム自体の操作性が悪すぎて話になりません。いや、最近のゲームに慣れてる人だったらそんなに問題無いと思うんですよ。ただ、PS2でやった唯一のアクションゲームがMETAL GEAR SOLID、しかも2も買ったはいいけどイージーモードでもなんかえらい難易度上がってて一向に前に進まない、って言うくらいアクションに関してはザルなんです、俺。格ゲーだって波動拳出すのすらままならなくて挫折した人ですから。だからわかりやすい大型筐体に行って、それでガンゲーから音ゲーに移行した人間ですから(でも渋谷会館にあるGUNBLADE N.Y.はいまだにやってます。発売から10年くらい経ってるはずなのにホントに飽きない)。
で、興味持ったはいいんですが、そもそもホラー苦手なんで、ただでさえ操作が複雑でおろおろしてて、しかも視界とか悪いわ自分がどこに向かって歩けばいいのかようわからん中で、突然コントローラがブルッと来て屍人が入ってくるとマジでビクッと来ます。なんかストーリーとか雰囲気とかとは別のところで怖くなってるような気がします(たぶんそれも意図するとこだとは思うけど。実際、出てくるキャラクターってみんな暗中模索みたいだし)。ハマったら絶対すごい楽しいんだろうなぁ…と思いつつ、ハマるまでやるために数千円出して買うか?と思うとちょっと。きょうびのゲームに慣れた人じゃなきゃ手出せない気がどうしてもしてしまう。
ゲームって言うメディアについて改めて考えさせられました。「これ映画か小説にしてくれよ、俺ストーリーが気になってるだけなんだから」とか言ってしまうと身も蓋も無い訳で。その作品の世界を体験出来るインタラクティビティって言うのがゲームの特性であって、当然その体験がゲームとして面白いって言う前提条件がある訳で(そうでなきゃメディアアートとかもっと別な物になってしまう)、でもそのインタラクティビティをどこまでいじってみるかってことで、何か別のものが犠牲になってしまう訳で(この場合だと「とっつきやすさ」か)。まぁなんつーか、俺がゲーム下手なのをどうにかすれば済む話だと思うんですけどね。