logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

デイブレ3改め(略)。

ひそかに行って来ました。大会のことをちゃんと詳細に書こうとすると永遠に書けそうに無いので、基本的に自分が関わったところだけでも書いておきたいと思います。しかも1・2Rも一度は書いたんですけど、メモ帳に書いたのをコピペミスしてしまったので、書き直しではしょってます。すいません。

ペーパー、難易度は明らかに上がってるけど、何故か去年より取れている感触が強い。記憶障害も見直しでしっかり思い出したし。実際にトップも平均点も下がった割には、自分の点数は上がってた。そんな感じで2R、とんぷう・キムヨーと潰しあいになりそうな面子で、3人揃って嫌な顔をする。しかし2人ともスタッフだったはずの【?】で出てた「貴種流離譚」を読み切りで取り、「iPodの容量で、最も少ないのはnanoですが/」2つあるけどこれよりでかいの無いだろと、半信半疑ながらも「大きいのは…Classic」で5抜け。この位置だとまたDから弾かれるってオチかなぁ、と不安になりながらも、とりあえず去年より厳しい条件で2R抜けられたので良し。

3R・7○3×。A・Bはどっちも大激戦。そしてCになって去年以上に問題が合わなくなってきてる。「B・Cが人気でした」と言われたので、とりあえずDに行けることになりほっとするも、Cの様子からして不安が募る。さらにシード組ではmurenekoさんしかいない。しかし去年まくられたまたんごさん*1やヨコイさん、さらにハマると怖いはんちょさんやタクミ君もいる。けど、まぁ大体どんな大会でもそうなんだけど、この大会では特に、誰が相手なのかよりも、どんな問題が出るかの方が重要。

戦闘開始。誤答が先行する中、「Dか?」と思いながらも懐かしい「ミュージカルバトン」で初日。さらにしばらくして、「「Aはエイミーかいだんおちた」から」と来たので、喜びを抑えきれずに『ギャシュリークラムのちびっ子たち!!』で、勝負的にも自分的にも大きい2○。まさかこんなところで一番好きなゴーリー作品を答えられるとは。ここ数年単位で最も嬉しかった正解かもしれない。さらには「その名前は「10の100乗の100乗」に由来する…」と来て、Google本社の名前を聞いてくる問題。そんな単語は一つしかないけど、なんかくっついたりしないかなぁ、けどまぁかかり言葉にはなってるからそのまんまでも正解の可能性は高い…読みきりで「どうしようかなー…いっちゃえー」と言いながら押し、「Googleplex」を正解、まだたぶん20問も読んでない時点で3○。上から5番目くらいだったので2○だとまだ危なかったけど*2、3○ついたらいいだろ、ってことで「もう押さない」と宣言。この時点では楽しかったけど、ここから待ってるのが相当辛かった。実際、ここから先はわかる問題は来なかった。さっき「Helvetica」ひよってなければ安心出来たんだけど…とか考えてるうちにmurenekoさんが3○目を積んできた。これでトップ抜けはなくなったかー、とか思ってたら終了。結局murenekoさんと同点で勝ち抜け、3位は1○0×で2人並ぶも予選順位でヨコイさん。いやー疲れた。

敗者復活を見学して、4R。この14人の中に俺がいていいの?という面子。しかしフタを開けてみると、1問目の「東洋チャンピオンスカウト」を、ポイントまで待ってしまったがために、敗者復活から上がってきたKingtowerさんに取られるも*3、スルーとか誤答とかを挟んで出た「日本のラジオ放送で、「しおかぜ」「ふるさとの風」/」F.F.F.最終決勝1問目だよ、取られてたまるか、とばかりに噛みながらも「北朝鮮拉致被害者向けの放送」で2抜け。13人残ってる状態でこれは大きい。しかしこのルール、残るのも辛いけど、勝ち抜けて待ってるのも辛い…。2セット目は6人くらい抜けた後に、スルーが連続してこう着状態。たった1問でいいんだから、と思いながら待ち続け、「ルーブル美術館の…」と聞こえた。少し安心しながら、確定まで待つ。「三重県にある美術館で/」一呼吸置いて「ルーブル彫刻美術館。」暖めておいた自作が潰れるのを代償に、7抜け。Kingtowerさんにしきりに「俺が知らないことばっかり知ってるんだよなぁ」と、何とも恐れ多いことを言われる。その代わりに会場の5割以上が知ってて自分が知らないことがどれだけ多いか…。そしてファイナルステップ。10人のうち落ちるのは2人だけだが、TMが2×つけている。万が一TMが誤答したら、落ちるのは1人になる…と思ったらホントに誤答してしまった。そして、前回優勝者のmurenekoさんが最初で失格するという大波乱もあり、気がついたらDコースからの勝ち残りが自分しかいない。ここまで1問ずつ、確実に引き寄せられた。あわよくばここも…と思いつつ、1問目でカンを試すだけに留まり、あえなくモツィさんとのタイマンで敗れる。

仕方ない、と思いつつも、実のところは、取れるべき問題を取れなくて負けた、という感の方が強い。「沖縄戦跡国定公園」は沖縄何度行ってて知らねーんだよって話だし、「サルティンボッカ」おまえんちの商売は何だと、「ジュゼッペ・アルチンボルド」普通にクイズに出るのに、完全な勉強不足。負ける手前まではそういうのを見送りながらも、確実にわかる問題が来ていたので抜けられたけど、ベスト8に残るにはそうやすやすとは行かないよな、と。けどまぁ、夢見させてもらいました。ただ一つ気になるのは、仮にベスト8に残ってたら、自分は誰に指名されていただろう、と。

飲みの席でid:davideさんに、「自分が持っているものだけであそこまで残ったのは素晴らしい」とありがたい言葉を頂いたものの、実のところはこんな詰めの甘い負け方だし、さらに言えば「自分の持っているもの」はすなわち、自分の普段の視点だけじゃなくて、「中央特快とsystem Fで培ってきたもの」なので、一緒にやってきた連中無しではあの結果は無かった訳です。クイズやってなくても答えられた問題なんてせいぜい「iPod Classic」と『ギャシュリークラムのちびっ子たち』くらいでしょう*4。とは言え、system Fでやってきたことって、知識的に刺激を受けるものではあったものの、大会の晴れの舞台でここまで役に立つとはあまり思ってませんでした。それだけに、こんなところでハマったのが自分でも驚き。本当に恐縮です。いろんな方に「すごかったねー」って言われる度に「たまたまですよ、ホントに」と返してたけど、勝つ時って最終的には「たまたま」の積み重ねだったりするのかなぁ、と思います。この前の熊熨斗→DDTみたいに、ベスト8→ペーパー次点、なんてこともあるんだし。

アフターとかでもいろんな発見があったので、いい旅行になりました。「クイズ遠征」は絶対にしない、と心に決めているので、主目的はアフターとか観光だったりしたんですが、そんなこと言うといろんな人を敵に回してしまいそうなくらい、楽しませて頂きました。皆さんお世話になりました。仙台での残り時間が少ないので、書き足りないことは山ほどあるけど、このあたりにしておきます。失礼な表現とかあったかもしれませんけど、ご了承下さい。

*1:しかもよりによってコース選択の書き忘れで。

*2:現に去年は2○0×がボーダーだった。

*3:まぁボクシング問題をこの人に取られるのはしょうがないっちゃしょうがないんだけど。むしろ自分がスポーツで知ってたことの方が。

*4:「Googleplex」もそれこそ小学生の頃から知ってた言葉だけど、特快やFが無かったらクイズ的に「行っちゃえー」って言いながら押す度胸を培ってなかったと思う。