いるところにはいる。

いろいろあさってたら見つけてしまった。

• Rails and Transit（Joseph Brennan）

コロンビア大のシスアドの方のページなんですが、ニューヨークの地下鉄の廃駅を取り上げてます。アメリカにも鉄道ファンがいることとかは大して驚かなかったけど、まさか廃線ファンまでいるとは思わなかった。
アメリカ同時多発テロから半年後、WTCタワー跡に地下鉄で向かっていると、近隣の駅はまだ復旧してなくて、地下鉄の窓から無人の駅に星条旗がかかげられていたのが見えて、背筋が凍りました。実際に跡地に向かうにつれて徐々に寒気が増してきたんだけど、あの光景はとてつもないインパクトがあった。今はあの周辺の駅は全て復旧しているので、このページには載ってないけど、あの時のことを思い出してしまいました。
にしても都市の歴史を感じる。ニューヨークの地下鉄の駅って鉄筋むき出しなところが多いから、迷うと大変なことになるんだよなぁ。都心部の大きめの駅は乗り換え探すのが一苦労だし、ブルックリンとかクイーンズとかの郊外に出ると入口も暗くて、日本の地下鉄ほど見通しもよくない駅もあれば、地上に出てしまうくせにやっぱり案内がぐちゃぐちゃな駅もある。それでもあの感覚が懐かしいんです。
この際だから書いとくけど、ニューヨークの地下鉄でトークンなんてもう誰も使ってないからね。今はメトロカードでしか通れないからね。数年前まではトークンとメトロカードが混在してたけど、今はトークンの投入口自体がなくなっちゃったし。しかし大学時代はずっと$1.50だった運賃が、2年ぶりに行ったらいきなり$2.00に値上がりしてたのには驚いた。JFKからのタクシー運賃も$35+tipだったのが$45+tipになってるし、交通費は全体的に一気に値上がりしたんだよなぁ…。