logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

No Child Left Behind Policy?

まずソースはこちら→id:sou_okada:20041202#p1
マサチューセッツ州は過去にも、小中学校では外国人や移民に対してもMCASと言う共通試験の受験を義務付け、移民の状況を問わず英語のみで教育の尺度を測ったり、前回の大統領選挙でもバイリンガル法案などと言う人種差別としか思えない法案を通そうとしてた訳で*1
このニュース見て真っ先に思ったのは、「じゃあうちみたいな大学はどうなるんだ」と言うこと。去年の5月まで通ってたうちの母校は単位制ではなく、授業内容や書いたレポート、作った作品などのポートフォリオなどを、担当教授と毎学期末に検討して進学を決める、と言う形式を取ってました。単位云々と言う尺度では測れない以上、仮にこの案が通ったとしたら、うちみたいに特異な形態の学校は、ますます立場がなくなる訳です。
id:sou_okadaさんの記述にもある通り、アメリカでは転学も当たり前。また記事には、学費を稼ぐためや、交換留学などの事情で休学する人間も多く、6年以上かかって卒業する学生も多い、とあります。実際、うちの大学では最高で10年かかってた人間も過去にはいたそうですし、1年生の同じクラスには20代後半や30代の同級生もざらにいました。こう言うのはどこの大学でもあることです*2。こう言う人達を全て、年齢、在籍年数、単位数などの単純な基準で、同じラインに立たせようってのは、なんか日本の大学制度に近づけようとしてるんでしょうか。そもそも3年の後半から就職活動を始めなきゃならなくて、一流企業に就職するのは新卒がほぼ絶対条件って言う日本の制度がおかしいと思ってるんですが*3、そう言う「人生における期限」をいくつも設定して、文字通り「No Child Left Behind」と言う状況、悪く言えば「全員足を揃えて同じ足並みで」って言う状況にしたいのか、と。
日本はアメリカにならって「ゆとり教育」などとのたまい、そんなアメリカは日本の教育水準の「数字の上での」高さをうらやむ。どんな状況だ。俺みたいに自由な校風の大学を選んで、それでもきっちり4年で出て学士号もらって日本に帰ってくるって言うようなことは、10年後には出来なくなるのか?
…ビール飲みながら更新すると訳わかんないことばっか書いてしまいますね。

*1:そもそもこれが直接影響する外国人の子供を持つ親達には選挙権が無い訳で。5つの大学がひしめきあううちの地元では反対票の方がはるかに上回ってましたが。

*2:まぁうちみたいに特殊な大学だと余計にこう言う状況になりやすくて、こう言う人達も受け入れられやすいんだろうけど。

*3:ホントにやりたいことなんて4年経ってもわかんない場合が多いのに。まぁそれでも最近では「第二新卒」や「既卒」などの言い方も定着しつつあり、就職の形態自体が見直されてるみたいですが。