『いちばんきれいな水』。

眠れない夜に、いい加減VARDIAの中身をどうにかしないと、と思い、1月に録画しておいたものを見ました。上映時間93分なのでサクッと見られる。
サクッと、はいいんだけど、終わり方が…もう少し、この世界に浸っていたかったな、と思う。それくらいで切り上げるのが、ちょうどいいのかもしれないけど。『ルート225』とか、長かった末に消化不良だったもんなぁ。日常→非日常→その後、という三段構成が、どちらもかなりはっきりしてるんだけど、こちらは『ルート225』の不条理さが無く、いろんな意味での美しさが残る。見終わった後に、さっぱりする感じ。
評価は…それでも6.0かな。キャストの好みでもうちょっとつけていいと思うんだけど（カヒミ・カリィが素晴らしい味を出している）、以前に他に6.0をつけたタイトルを見ると、「まぁでもこういう映画って他にもあるよな…」とどうしても思ってしまい、これ以上はつけられない気がする。ただ俺は「こういう映画」が好きなんだよなぁ。
文字通り、明鏡止水の心持。このまま寝ないで仕事行くのちょっとむなしい。