logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

今さらにも程がありますが。

中嶋家・久保家結婚披露宴にご参列頂いた皆様、ありがとうございました。

…「総合司会」という立場から、まずはこれを書かないと、いつまで経ってもblogが更新出来ない。

一部の方は知ってたらしいんですが、俺からは特快の知り合いの中で「行く」って言ってた奴に「あー俺も行く」と言ったくらいで、聞かれなければ行くことすら言ってませんでした。しかし実は8月の関西旅行の段階で、2人と打ち合わせしてたんですね。前祝いと称して、3人で床に出て。せっかく床に出てるのに酒飲んでるの俺だけだったけど。

当日、新婦の方からも言ってましたが、3年前に新宿アルタの前で、「結婚する時は司会は松さんで」とか言われてたんですよ。やる気はあったんですが、こんなに早くその時が来るとは思いませんでした。それよりも、奴が日本全国さまよった挙句、3ヶ月くらいうちでかくまったりすることになる方がよっぽど現実的だろうなぁ、とか思ってました。

しかも、去年の関西旅行の段階で宿探しをしてる時に、ダメ元で京都に引っ越してまだ2週間くらいの櫻庭に「起きてる?」とメールをしてみたんですよ。すると、「起きてるよー」と返事が…らもリーダーから。すぐに電話して「おいコラどういうこっちゃ」と。そんな訳で、あの日に自分が司会を務めるまでには、実はかなり根の深い経緯があった訳です。

当日は…原稿は10月には書いてました。けど送るのを忘れてて、実際に2人の手元に渡ったのは2日前とかでした。しかも、段取りは書いたけど、例の聖書朗読とそのあとの訓辞に関しては、「(当日まで秘密です。自分達の耳でしかと聞くように)」としか書かなかった。自分は特に宗教に傾倒している訳では無いですが、母がプロテスタントなので、一応母に見通してもらって、これで行こう、と。抜粋した一節はつままずに全文読み、自分なりに解釈をした上で、これがどういうことなのか、2人にしかと伝える。それくらいは、最低限なすべきことだと考えたのです。

「絶対にかまない」「絶対に笑いにはしない」「反応などは気にせず、ゆっくりとやる」「自分は牧師のような神の使いではない」「故に、夫婦誓約はあくまでも「集まって頂いた皆様の前で誓う」という形を取る」こういった心がけで挑みました。ただ、誰にも伝えてなかったので、内心「誰やねん」「お前かよ」と言うところはあったかもしれませんが。自分が壇上に上がった時、どこからもツッコミがなく、ただ皆様に拍手で迎えて頂いたので、そればかりはよかったと思いますが。

「夫婦となった2人の初めての共同作業として、クイズを」

このオチで笑いに持っていって、企画へと流れる。そこまでは、絶対に真面目にやる。そのあたりは実に気を使っていました。まぁ、開始直前に追加された友人代表挨拶で、ほとんど持っていかれた感はありますが。さらに言えば、かまないようにと言いつつ、しゃべる時のいつものくせで、語尾の発音が弱くなってしまっていたり。何より、マイクの調整を忘れて、朗読の時にかがみ気味になってしまったり…うまくいかないもんですね。心構えは出来ていたので、緊張は全く無かったんですが。



形だけとはいえ、「2人を結びつける」という役割を終えても、実感が沸きません。「末永くお幸せに!」なんて思いは正直、実感としては全く無いので、心にも無いことを言う訳には行きません。東京に戻る時に2人に送ったメールには、「2人が2人であることには、変わらないんだよな」と書きました。

しかし、2人共に、4〜5年の付き合いになるけれど、新郎側から見ても、新婦側から見ても、これほど見ていて安心出来るというか、違和感の無いというか、まぁそういうことはなかったな、と思いました。2人に対して不安が無かったから、司会としても不安が無かったんだと思います。ここまでさんざん「司会」って言ってますが、所詮やったのは最初の挨拶と夫婦誓約だけですけどね。

…こんな奴が司会でよかったのかねぇ。もっと人徳のある人に頼めば良かったんじゃない?と思いつつも、俺の言葉で送り出せたのは、光栄に思います。その点については、2人に感謝。ただ、俺から言えるのは、「まぁぼちぼち2人でうまくやってってな」と。それに尽きる。



その前後にいろいろ、いつもの感じで旅行したり、披露宴の企画自体でもいろいろ荒らし回ったりしたのは、また別の話ってことで。