logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

KAIKOO POPWAVE FESTIVAL '10 DAY 1。

twitter見る限り、初日しか参加出来なかったのが本当に残念なくらいのフェスだった。このフェスの形になるまでに様々な歴史があったことを全く知らないまま行って、当日配布のタイムテーブルに綴られたDJ BAKUの思いなどを読み、出演アーティストを改めて眺めて、ストイック、かつフェス特有の高揚感が混在した、何とも不思議な音楽体験に浸る。着いた時には「桜きれい!海きれい!陽射し強くて暑い!」とか言いながら、ちょうど着いた時点でソウルフラワーユニオンに間に合ったので、1時間踊りっ放し、飛ばしっ放し。こんな環境で聴くSFUにハズレなんかあるはずが無い。その後chipさんと合流して、乾杯してからYOUR SONG IS GOOD。あんなにぶっ飛んだパフォーマンスかますバンドだとは思わなかった。フェス開催だというのに珍しく開放されている東京港ターミナルの構内で休んでたら、バルコニーに出てメインステージを見下ろせる状態になる。夕暮れ、潮風で涼しくなってきた頃に、空一杯にtoeの音。海の向こうにはレインボーブリッジ、そしてさらに向こうには明日の会場があるはずの台場。なんとも贅沢な心地…。ハブ酒飲んで、ケバブ食べて、DJ BAKUのプレイを聴き、個人的なクライマックスであるいとうせいこう&DUB MASTER Xへ。渾身のポエトリーリーディングから、生で聴けるなんて思わなかった『ヒップホップの初期衝動』。鳥肌が立った。ステージが終わってもせいこうコールは鳴り止まず、音止めリミットの20:30ギリギリまでアクト。
信念を持ったアーティストの集まり。それが『邂逅』だった。普通にフェスのノリで参加するのも全然アリ。楽しく酒飲んで踊るのも全然アリ。ただ、アーティストの信念から、何かの足がかりをつかめたような気がするこの感覚。2日目参加出来なかったけど、とにかく全ての出演者がすごかった、というのはtwitter実況だけでも十分伝わった(渋さ知ラズの演奏と同時に桜吹雪が起きたなんて、出来過ぎだろ…)。実に貴重な音楽体験だった。運営の問題は主にtwitterでさんざん語りつくされたのでここではやめとく。最大の懸念点だった会場へのアクセスは、少なくとも自分はスムーズに行ったし、様々な問題を差し引いても、あんな贅沢なロケーションで、あんなチケット価格で、あれほどの体験は出来ないわ。