logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

オリコン上半期ランキング。

唖然としました。まずは下記からご覧下さい。

50曲ざざざっと行くのはいろいろな理由でめんどいので、シングル20曲に絞ってみてみます。すると、まず20曲中実に11曲がジャニーズ。上半期トップ確定と言われていた青山テルマも、数字だけで見ると固定的なKAT-TUNファンをかろうじてかわした形になってます。非ジャニーズ支持層にもっと差をつけてると思ったんですが、よく考えたら青山テルマの支持層ってT層〜F1層でジャニーズ支持層とそこまで離れてないんですよね。実際に両方買ってるっていうのがどれだけいるのかわからないですが。というかF1層はともかく、着うた文化が定着したこの時代にT層がシングルの売上げに大して貢献しているとは思えないんですけど。
M-ON!で上半期トップ20のPVを録画していて、とりあえずジャニーズの多さに唖然としました。じゃあ他は何がいるのかと思えば、Aqua TimezGReeeeNという、2大青春ドラマ主題歌。あとはB'z、浜崎あゆみEXILEという、固定ファン層が確定しているいつもの面子。私見ですが、安室奈美恵に関しては、あまり「固定ファン」の存在は感じないのが不思議です。EXILEもそんな気はするんだけど。
残りはすぎもとまさと、ジェロ、羞恥心。すぎもとまさとに関しては、購買層がもっと上の年齢層になるので、結構純粋な数字なんじゃないかと思います。それ言ったらジェロもそうだろ、と言われそうですが、どうなんでしょう、あれって演歌好き&上の年齢層に支えられてるんでしょうか。ヨン様的な人気があるのか、もしかして。羞恥心は確実にそういう人気+若者の話題性+奪われるパイが少ない男性アイドルグループのマーケットという、単なる企画物の売れ方としては異例のヒットにつながったと思うんですが。少なくとも最後のが無かったら何故Paboとここまで差がついた、と言えるだろうし。っていうかPaboはこのタイミングで2ndシングル出したらどういう結果出すんだろう。
ここから先は、「何故伸びなかったのか?」という検証。まずは清水翔太木山裕策大橋卓弥という今年デビュー組(大橋はソロだけど)。上位20曲のジャニーズ以外の曲に存在する、「決定的な起爆剤」が存在しなかったのが原因でしょうね。今後だと思います。あとRADWIMPSは基本的にチャートでの数字で評価される必要が無いバンドでしょうし。ケツメイシYUIORANGE RANGEなどは、固定ファンの絶対数の少なさ、という判断でいいと思うんですけど、それを考えると意外だったのがラルク。もはやこの上位陣に斬り込むほどの力はなくなってしまったのか?あと湘南乃風の勢いの衰え方が、っていうかプロモーションが足りなさすぎる。そしてPerfumeがなんとギリギリ50位。ネット発で売れた、という側面が強いだけに、そもそも「シングルを買う」という発想が無い人間が支持層、ということなんでしょう。
では続いて。

こっちではなんと25位のKAT-TUNまで、ジャニーズの影は微塵も見当たらない。これがやり口なのか、としみじみ思わされます。その代わり、EXILE2枚、倖田來未浜崎あゆみと、avex勢が席巻。まぁいつもの流れです。プロモーション次第でどうとでもなるコンピ盤は置いといて、なんか「このところシングルが売れてないアーティストの最後の悪あがき」的なベスト盤が目立つのが気になります。そんな中、オリジナル盤で伸びを見せた宇多田、ドリカム、バンプの3組は評価出来ると思います。いずれも着うた先行配信から話題性を上げて、シングルではなくアルバムにプロモーションを持っていった訳ですが、その中でもドリカムの伸びは目覚しいものがあります。
で、シングルで目立たなかったものの、アルバムで18位というハイマークを記録したSuperfly。シングルでブレイクしきれなかったアーティストが多かった中、アルバムで確かな成績を残したのは、高く評価したいと思います。以下はいろいろあるんですが、めんどいので省略(えー)。こっちで順位が低いのは「伸びきれなかった」という意味とはちょっと違うと思うので。また何か思いついたら書きます。
とにかく、着うたDLランキングの統一チャートをどっか作ってくれないか。なんかそういう外部機関って無いのか。ニールセン・ネットレイティングスとかがまとめてやってくれないか。