logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

昨日の大会。

あえてカテゴリ分けず書こうと思ったんですが、書いてたら長くなってしまったので。
とりあえず、あんなくっだらない理由で参加が出来なくなるとは、夢にも思いませんでした。忙しさにかまけて、このところ楽しみに出来ることが少なくて、昨日の大会はかなり楽しみにしてたので、朝っぱらから体起こすのに一苦労しながらも意地だけで会場向かったんですが、そんなテンションが空回りしてしまったんでしょうか。あの時はしばらくの間、目の前が真っ暗になって、「固形物食ったら吐く」と体が判断するくらいへこんでましたけど、やっぱし楽しみにしてたんだし、という感情が勝ったみたいで、会場に残りました*1。ミスに関しては完全に自業自得なので、何年やっててこんなバカやってんだと、そんな思いばかりでした。けど、後述しますが、実際観客としても楽しかったんで、残ったのは正解だったと思います。
ただ一つ。今回のことに関して、「笑いのネタに使われた」っていう面もあったみたいで、そこを心配して下さった方もいたみたいですが、俺自身はそこはほとんど気にしてません。だけど、落ち着いてから振り返った時に頭をよぎったのは、ああいう状況に陥った人間を、簡単に指差して笑える神経の持ち主っていうのは、冷静に考えると怖いな、と。スタッフの面々には終わってから「申し訳ない」って言われたけど、元々の発端は完全に俺の手落ちなんだから、そこは問題にするところじゃ無いです。むしろそこで下手に温情措置とか取られたところで、自分を含めて誰も納得しないと思います。ただ、そこで「ネタにする」という判断は間違いなくあっただろうから、それに関しては実際に一言あって、良かったと思います。ただやっぱりあの発表の瞬間に、「会場で」笑いが起こった、ということについては、対象が俺じゃなかったら、悪ければ人間不信になってもおかしくないんじゃないかと思います。少なくとも、オープン大会に初めて参加した学生とかがあんな仕打ちを受けたら、二度とクイズの表舞台には出て来れないでしょう。とは言うものの、あそこで瞬時に「笑えない」「大丈夫だろうか」とか思ってくれた人達は、人間的に出来ている方々で、そういう方々にこそ俺は感謝すべきなのだと思います。逆の立場に立ったら、空気に流されて一瞬でも笑ってしまう、という可能性は否定できないでしょうし。
ともあれ、ご心配・ご迷惑おかけしました。立場逆じゃねぇ?という声もあるかもしれませんが、そもそも原因を作ったのは俺なんで。少なくともスタッフや他の参加者とは後の飲み会でも騒いだし*2、ひさびさにうちに来る面子も多くて楽しかったし*3。まぁペーパー13位なんていうハイマークを棒に振ったのが悔しくないのかって聞かれたらそりゃ悔しいけどな!オープンでペーパー解いててあんなに相性良くて、普段だったら思い出せないような問題もすっと出てきたりして順調だったこと、今まで無かったし!けど実際そのあたりも、早押しで抜けてれば何の問題も無かった訳で*4

で、前置きが長くなりましたけど、大会自体は進行が途中で滞る部分が目立ったことを除けば、相当完成度の高い大会だったので、非常に楽しかったです。まず俺には実現出来ない形の大会だった、という点も考慮して、素晴らしいと思います。とある方が書いていた、ひと昔前の大学主催のオープンってこんなノリだったよね、というのに同感。全ての形式に一定の紛れがあって、かといって実力者が理不尽な負け方をする訳でも無く、かつ戦い方次第で誰でも付け入る隙がある、と。というかまず、ちゃんと凝り過ぎない程度に形式に凝っている大会自体が、最近少ないでしょう。だから、「ガチ大会」に対して「バラエティ大会」に分類しちゃいけないと思います。勝負は間違いなくガチだったから。個人的には、ぶっちゃけどのコースも、「この形式・傾向では、俺より強い人間が4人は確実にいる」というコースばっかりだったし。そういう意味では、外から見てあーだこーだ言う方が、かえって楽しかったかもしれない。短文ガチ大会はすでにわりとあるので、長文ガチがあって、完全にバラエティ寄りのがあって、かつこういういいとこ取りみたいな大会が年に一つはあれば、楽しいんじゃないかと思います。
Fの方も落ち着いたし*5、仕事さえどうにかなれば、いい加減俺も大会やりたいなぁとは思うんですが、基本的に自分が考えるとガチ大会のパターンしか浮かばないんです。それはそれで、俺の名前でどんな面子が集まるのか気になるからやってみたい、と思う反面、どんなレベルの人が来てもある程度は楽しめることもやりたい。後者を思いつつ、今回の大会を見ると、「俺にこの発想は無いわ」と感服してしまいます。まずあれだけ守備範囲の広いロブスターのメンバーを集められるほどのカリスマ性も無いし。ガチ大会なら、協力人数だけ増やして、自分だけが表に立って出来ないことは無いと思うけど、この傾向では俺1人じゃとても無理だし、じゃあ誰とやろうかな、と考えると思い浮かばない…やっぱり特快オープンやるまで待つか?とりあえず、特快以外で大人数相手に個人的に企画やったのってF系の問題でしか無いので*6、もっと他にやってみたいと思います。実現できるかどうかは別として。
あーあと一つだけ。終わってからJINGが問読みについて相当へこんでて、たしかに大会中のミスは許容量を超えていたと思うけど、まず奴が生きてるのを見られてよかったし、恐ろしく忙しい生活から明けてひっさびさにクイズの場に出て来れたんだから、それで完璧を求める方が酷ですよ。それよりまた遊ぼうや。

*1:あとはアフターをやる気満々だったので、そこで取り返してやろうという考えもあった。

*2:とりあえず店員がウソつき倒して自分達を正当化することしかしようとしない元住吉の「わたみん家」は二度と使わないと思う、ってのはここにはっきりと書いておくけど。

*3:「ミスに対する裁定」と「それをネタにする」ということには明確な違いがあると思うので、それに関してははっきりと表に書かせて頂きましたが、もう和解出来ていると思うし、俺の中ではこれをもって済ませようと思うことなので。

*4:またよりにもよって8組中最短決着で、1回もボタンがつかなかったとか言うのはあったけど、それは「力不足」って言われたら反論の余地は無い。

*5:あとは問題集作るだけ…今の忙しさだといつになるんだろ…。

*6:『偏差値40』はあくまでも俺の大会では無い上にジャンルが限られているし、『第2回久栗杯』とかは俺が無理言って問題出させてもらったようなもんだし。あと『abc』『Quizzes』シリーズは「多くの協力者の1人」だし。