改めて、ご報告。

まずは皆様、お騒がせ致しました。そして、実際に来て頂いたり、いろんな形で支えて下さった皆様に、心から感謝致します。

18日夕方に家に連れて帰ってからは、20日の出棺まで、ひっきり無しに人の出入りがありました。その間ずっと、父が大好きだったエルヴィスを中心としたオールディーズのCDを、とっかえひっかえでかけてました。20日朝に初めて礼服を着て、御棺の前でお祈りをしてもらったのですが、それまでは形式ばったことは全くせず、自分も普段着だったので、とにかく音楽と人の声に送られていった感じです。

これ以上のことは書き出すとキリが無いので、一つだけ、この更新を読んで頂いている方に、少なからず関係のある話を。

この家がいつのまにか「松邸」とか呼ばれるようになってからしばらく経ちます。30年以上前に両親がこの地に移り住んでから、自分も生まれた時からこの土地をほとんど離れたことがありませんが、この家自体は6年前に、全面的に父の主導で改築致しました。ですから今まで、そして今後、この家に顔を出して下さる方は、この家は父が母と私に最後に残してくれたものである、ということだけは知って頂きたいと思います。別に来る度にことさら意識して頂く必要はありませんが、なんとなく頭の隅っこに置いてもらえれば、と。

そう考えると、俺が普段からさんざん人を引っ張ったり、ここ数日も密葬のつもりだったのが何十人もの来客があったり、やはりここは「人を呼ぶ家」なのかなぁ、と思いました。

さて、親子水入らずに戻りました。明日から店も営業します。しかし、よりによってこんな時に、母子共に体調がガタ崩れになってしまいました。年末に体調が悪くなる、というのはここ数年よくあるんですが、家長として母を支えなければならない自分が、熱と鼻炎と喉の腫れに悩まされるというザマです。あれだけいろんな人に「あんたが母さんを支えていくんだよ」って言われてんのにねー…。父に挨拶を、というより、この親子を見舞いに来てくれる奇特な方がいれば、ぜひお願いしたいところです。

年末年始の予定を、いろんな方のご厚意によってキャンセルしてもらったので、休めるうちはおとなしく養生しておきます。いずれ通常更新に戻ろうと思いますが、体調とか気持ちの整理とかいろいろあるので、ゆっくりお待ち下さい。