logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

ニューヨーク恋物語。

ちょっと前までニューヨークを行ったり来たりして、人生の中でまた、この街で時間を過ごすことを願っている自分にとって、このドラマはストーリー以外の部分で共鳴する部分がありました。もちろん、一人の男の永遠の孤独と言う、最後まで救いの無いストーリーにも思うところはあったけれど、いくつかの国籍や文化を越えて繰り広げられるストーリーや、ニューヨークに行った日本人がどんな過ごし方をするのかなど…そんなところを見ていました。「恋物語」とは言うものの、過去のシリーズで描かれていた恋愛話じゃなくて、そう言った次元を超えた恋もね。単なるラブストーリーよりはこう言ったものの方が俺の好み。
まぁもちろん、大幅に誇張してる部分もある訳ですけどね。あんなかっこいい暮らし送ってる訳ねぇよ、とか、財を成した日本人がトランプタワーで一人暮らしと言う設定の時代錯誤感だとか。あと、15年前の本編はおぼろげにしか覚えてないので(当時7歳だか8歳だかだしな)、ちゃんと理解出来てるかどうか微妙だったりするし。ただ、ニューヨークに行くと必ず「日本人村」と呼ばれる、ロウアーイーストの区域に行って時間を過ごす自分としては、俳優を目指して結局は寿司屋、と言う設定にちょっと身をつまされる思いが。
にしても、最近は骨太なドラマが多くていいですな。ドラマはそれほど見る方じゃないけど、こう言ったドラマなら作品として興味を持てるし。ビデオ録画しようかと思って迷った挙句しなかったんだけど、やっぱし録画しておけばよかった。昨日見た「世にも奇妙な物語」よりは何倍も面白かったし。と言うかここ数年の「奇妙」は作り方やストーリーラインが粗くてどうも楽しめない。

そう言えば、おもしろい話があったんですよ、向こうで。今回、ずっと奥さんと一緒だったんですけど、僕たちが泊まっていたホテルに、宿泊客しか入れないクラブがあったんですよ。そんなに広くないんですけど、そこに奥さんと一緒に行って、向かい合って座ってたら、奥さんが笑ってるんですよ。で、笑いながら目で合図するんです。何かな、と思って後ろを振り返ったら、ピーター・フォークさんが座ってたんです。奥さんの目線から見たら、「古畑」と「刑事コロンボ」が並んでるわけ(笑)。僕も可笑しくなっちゃって、部屋に帰って、大笑いするやら、感激するやら…。あの広いニューヨークで、コロンボと古畑が出会うなんて…ね。