logic system continued.

http;//d.hatena.ne.jp/hello-m/ ではてなダイアリーで12年間書いてたブログ『logic system』から引っ越してきたので、その続き、という意味での『continued』。

abc〜かく戦えり〜・Pt.2

【大会前日】

昼前に新宿で入沢に会う。早押し機の受け渡しついでに、ふたりで昼食をとりつつ、お互いの対策について話す。向こうは赤本・黒本・史上最強などの丸覚えに取り組みつつ、時事問題のチェックに余念が無い。もしも彼女が本当にこれらを全てマスター出来ているのだとしたら、同じく予選突破を目指す者としては脅威になりかねない。しかし、鈴木さんや渡辺さんなどの参加資格がなくなってしまった今、女性で予選を通過し得る力を持っているのは彼女しかいない。「予選通れよ、そして早押しでトビそうになったら、「お母さん」とか答えてトベ」「じゃあポン・デ・リングって言います」そう言って別れた。
中央特快の例会。気持ちとしては半分くらい、例会には出ずに家にこもって、問題をこなしていきたいくらいだった。特に特快の例会だと、それほど多くの問題数をストイックにこなす、と言うのが出来ないからだ。だけど、実際に早押しをしておくのも必要だし、『誤』の話もしなければならない。あと、自分の対策は今のところどの程度役に立っているのか見極めておきたい。そして何よりも、ずっと一人で閉じこもって対策をしていたから、仲間が恋しかった。一人で黙々とペーパーに向かっていくのにもはや気が滅入っていたのである。自分の気合はその程度か、などと思いもしたが。何にせよ、ひさびさに会う仲間の顔はいとおしかった。「あれ、喜多は?」「11時半頃に「今起きた」ってメールが」「あいつ横浜にいる感覚で起きてるだろ」明日大丈夫だろうか。正直、誤の待ち合わせで一番心配だったのは喜多だった。まぁ、喜多が遅れたら宮坂が入るまでだが、さすがにこんな大事な時に遅れるような人間ではない。宮坂が入ったチームもそれはそれで面白そうだけど。
abc前日と言うことで、いろんな人が問題を持ってきていた。本来は企画担当だった渋沢の問題をはじめ、宮坂の短文、峯が持ってきた早稲田の過去問、平野の自作、川田の難問など。自分は1時間以上使って、50問×4セット、abcのコース別のシミュレーションを行った。問題を読みながらも、得点経過などを確認して、明日もし勝ちあがれた時の作戦を練ったり、自分の対策問題の評価を聞いたりした。で、自分の押しの方は、まぁぼちぼち。ぼちぼちじゃよくないんだけどな。やはり指の遅さがネックとなる。帰りの食事会には参加せず、峯の問題をコピーさせてもらって、宮坂・平野を連れて新宿へ。
新宿で、大関・桐山・大野・登坂と言う若手4人と落ち合う。食事をしてから全員を連れて家路につく。後から北海道から飛行機で乗り込んできた宮川・米岡・朝日の3人と、岐阜から上京準備をしてきた宮本が合流。11人体制で、最終対策をうちで行うことにした。さらに、東大寺学園&ウェストサイドパーティーとして誤に出場する宮本・米岡に、1回戦でいきなりぶつかる筑波の平野がいたり、琉球大学with僻地ーずの宮川・朝日と、準決勝で当たる可能性のある俺がいたりと、いろんな意味で濃い面子が揃った。そう言う意味で、誤のシミュレーションをやったりなどもした。当初の予定では前日はちゃんと寝て、早めに起きて朝練をするつもりでいた。その方が頭に情報が入ったまま大会に行けるだろうと考えていたのだ。しかし、家に着いたのが23時頃だったのでクイズを結構な時間続けてしまったのと、大会自体への緊張からか、結局あまり眠れず。ただ思ったよりも対策に手ごたえを感じていた。

(続)